北海道

略史


北海道のアイヌの祖先は、数万年前の氷河期に凍結した宗谷海峡をシベリアからマンモスやオオツノシカなどの大型哺乳動物を追いかけて渡ってきたと考えられている。

約12,000、13,000年前には氷河が後退し温暖となってからは本州からも様々人が渡来して独自の文明を開化させた。

1457年、甲斐源氏・若狭武田氏の子孫とされる武田信広とアイヌの指導者コシャマインと間で戦いが起り、武田信広はコシャマインの戦いに勝利した。
信広は蠣崎氏を継ぎ、その子孫は後に松前の氏を名乗り、代々蝦夷地の南部に支配権を築いた。これが松前藩の始まりとされている。

松前藩はアイヌとの交易を経済の基盤としていた。安土桃山時代から江戸時代にかけて征夷大将軍より北海道アイヌとの交易独占権を認められ、アイヌとの交易条件を自らに有利なものに作り変えて一方的な搾取を行った。


アイヌはこれに反発してシャクシャインの戦いやクナシリ・メナシの戦いで蜂起したが、松前藩によって鎮圧された。17世紀初頭からは、和人が蝦夷地に入植して沿岸にいくつかの入植地が建設された。


現代の北海道


広大な土地を利用して農業が盛んであり、日本の食糧基地と自称している。
また、周囲の海では豊かな水産物に恵まれて漁業も盛んである。

広大な面性を持つ北海道であるが、その人口は550万人程とされ、人口密度は他府県に比べて著しく低い。
また、人口の都市集中も著しく札幌市には200万人弱が集中している。他の地域がいかに過疎状態であるか想像に難くない。


観光資源


人の手の入っていない豊かな自然が多く残されていて、観光資源として活用されている。
国立公園
利尻礼文サロベツ国立公園(サロベツ原野がラムサール条約登録)
日本最北の国立公園であり、利尻島・礼文島、サロベツ原野の湿原などの景勝地がある。サロベツ湿原は2005年にラムサール条約に登録された。

支笏洞爺国立公園
湖と火山、そして温泉が多いのが特徴で、2008年7月には洞爺湖サミットも開催された。

大雪山国立公園
北海道中央部にある日本最大の国立公園で、旭岳、北鎮岳、白雲岳、黒岳、赤岳などの大雪山系や、十勝岳、トムラウシ山、ニペソツ山、石狩岳など2,000 m前後の山々が連なる山岳公園である。

阿寒国立公園
北海道東部にある国立公園であり、火山と森と湖が豊富に存在する。

知床国立公園(世界自然遺産)
北海道東部、知床半島周辺に位置して2005年には世界遺産に指定された。

釧路湿原国立公園(ラムサール条約登録)
北海道東部に位置する日本一大きな湿原で、面積は19357ha。1980年日本がラムサール条約に加盟する際に最初に登録した湿地で、1967年湿原そのものが国の天然記念物に指定されている。


その他の国定公園国定公園
ニセコ積丹小樽海岸国定公園
大沼国定公園
暑寒別天売焼尻国定公園
日高山脈襟裳国定公園
網走国定公園